Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

人でも来た其の時は、此方の高が少ないから、私の肩身が狭く、遂にはそれがために私までが、倶にお父さまを不孝にするように成っては済みません、私も只今まで御恩を受けましたにより何うか不孝をしたくない、就きましては仮令草履取でも家来でも志の正しい人を養子にして、夫婦諸共親に孝行を尽したいと思いまして、孝助殿を見染め、寝ても覚めても諦められず、遂に病となりまして誠に相済みません、と涙を流して申しますから、私も至極尤もの様にも聞えますから、兎に角お願いに出て、殿様から孝助殿を申受けて来ようと云って参りましたが、どうかあの孝助殿を手前の養子に下さるように願います」

飯「それはまア有難いこと、差上げたいね」

相「ナニ下さる、あゝ有難かった」

飯「だが一応当人へ申聞けましょう、嘸悦ぶ事で、孝助が得心の上で確と御返事を申上げましょう」

相「孝助殿は宜しい、貴方さえ諾と仰しゃって下さればそれで宜しい」

飯「私が養子に参るのではありませんから、そうはいかない」

相「孝助殿はいやと云う気遣いは決してありません、唯殿様から孝助行ってやれとお声掛りを願います、あれは忠義ものだから、殿様のお言葉は背きません、私も当年五十五歳で、娘は十八になりましたから早く養子をして身体を固めてやりたい、殿様どうか願います」