Japanische Klassiker mit Furigana
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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme
ようにして、そしてこのお経を読みなさい」
と親切の言葉に萩原は有がたく礼を述べて立帰り、白翁堂に其の事を話し、それから白翁堂も手伝って其の御札を家の四方八方へ貼り、萩原は蚊帳を吊って其の中へ入り、彼の陀羅尼経を読もうとしたが中々読めない。曩謨婆帝駄、婆捏具灑耶、怛陀多野、怛也陀素噌閉、跋捺底。※※阿左※阿左跛※。何だか外国人の譫語の様で訳がわからない。其の中上野の夜の八ツの鐘がボーンと忍ヶ岡の池に響き、向ヶ岡の清水の流れる音がそよ/\と聞え、山に当る秋風の音ばかりで、陰々寂寞世間がしんとすると、いつもに変らず根津の清水の下から駒下駄の音高くカランコロン/\とするから、新三郎は心のうちで、ソラ来たと小さくかたまり、額から腮へかけて膏汗を流し、一生懸命一心不乱に雨宝陀羅尼経を読誦して居ると、駒下駄の音が生垣の元でぱったり止みましたから、新三郎は止せばいゝに念仏を唱えながら蚊帳を出て、そっと戸の節穴から覗いて見ると、いつもの通り牡丹の花の灯籠を下げて米が先へ立ち、後には髪を文金の高髷に結い上げ、秋草色染の振袖に燃えるような緋縮緬の長襦袢、其の綺麗なこと云うばかりもなく、綺麗ほど猶怖く、これが幽霊かと思えば、萩原は此の世からなる