Japanische Klassiker mit Furigana
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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme
ように四方八方にばら/\と散乱し、町々の木戸を閉じ、路地を締め切り、商人は皆戸を締める騒ぎにて町中はひっそりとなりましたが、藤新の亭主一人は逃場を失い、つくねんとして店頭に坐って居りました。さて黒川孝藏は酔払っては居りますれども、生酔本性違わずにて、彼の若侍の剣幕に恐れをなし、よろめきながら二十歩ばかり逃げ出すを、侍はおのれ卑怯なり、口程でもない奴、武士が相手に背後を見せるとは天下の耻辱になる奴、還せ/\と、雪駄穿にて跡を追い掛ければ、孝藏は最早かなわじと思いまして、踉く足を踏みしめて、一刀のやれ柄に手を掛けて此方を振り向く処を、若侍は得たりと踏込みざま、えイと一声肩先を深くプッツリと切込む、斬られて孝藏はアッと叫び片膝を突く処をのしかゝり、エイと左の肩より胸元へ切付けましたから、斜に三つに切られて何だか亀井戸の葛餅のように成ってしまいました。若侍は直と立派に止めを刺して、血刀を振いながら藤新の店頭へ立帰りましたが、本より斬殺す料簡でございましたから、些とも動ずる気色もなく、我が下郎に向い、
侍「これ藤助、その天水桶の水を此の刀にかけろ」