Japanische Klassiker mit Furigana
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かいたんしょうせつのはなし
怪譚小説の話
田中 貢太郎
Lesen Sie 怪譚小説の話 (かいたんしょうせつのはなし) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.813 Zeichen · 4 Bildschirme
私の郷里にも同系統の話がある。場所は一方に山があり一方に畑や松原があって人家も何もないところで、そして、東から来ると山の取付に三味線松という天狗が来て三味線を弾くという伝説の松があって、私なども少年の時はひどく怖かった。
某日の夕方、村の女の一人がその三味線松の下を通っていると、すぐ前に女が歩いている。村の女は伴れが見つかったので喜んで傍へ往き、土地の詞で、
「どうぞ、一所に往てつかわされませ、みょうな物がおるといいますきに」
というと、前の女は、
「ありゃ、わたしかよ」
といって振りかえったが、それは目も鼻もないのっぺら坊であった。