Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Lesen Sie 恐竜島 (きょうりゅうとう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.662 Zeichen · 199 Bildschirme

Aozora Bunko

「これはマルタンのような下心があるか、ツルガ博士のように勉強のために来たのか、わからねえ、しかし、参加金だけは出したんで、連れて行くことにしたのよ」

「なるほど、お話を伺えば、いろいろとわかって来ましたよ」

「それで、キッドの宝はみつかったんですか」

「それがよ。恐竜の巣のあたりになるんだ」

「あたりって、モレロ親分は見ないんですかい」

「うん、俺は見つけたわけじゃない」

「で、どうして巣のあたりにあるってことがわかったんです」

「まあ、そんな事位、わからあね、まずセキストンがあの崖の上からのぞいて、喜びの声をあげた。そのとたんに、俺は彼が宝ものがぶじだということを知ったのだと思ったんだよ」

「その次に、奴は縄でおりていったろう、そして慾張りの正体をばくろしたんだ」

「というと」

「他の奴等にとられぬうちに、自分で一人じめにしようと思ってな、それがあの結果さ。縄につかまったまま、落ちていった」

「助かったでしょうかね」

「さあ、そりゃわからねえ、アメリカさんがさがしに行ったが、どうなったか」

「助からぬとすると、ちょっと困りますね」

「何がさ」

「宝のあり場所が」

「馬鹿野郎、だからお前はいつまでも水夫で出世しねえんだ。