Japanische Klassiker mit Furigana
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だみんどうもうご
惰眠洞妄語
辻 潤
Lesen Sie 惰眠洞妄語 (だみんどうもうご) von 辻 潤 (つじじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.509 Zeichen · 7 Bildschirme
おもちゃの好きなものは当然おもちゃに対する鑑賞眼が肥えて来る。金さえ出せばいいおもちゃが買えるというわけのものではない。いくら金があってもおもちゃのよしあしのわからない人間もいる。――莫大な金を出してつまらぬおもちゃを買う者もいる。自分で好みもせぬのに、人に見せびらかすためにやたらと買う者もいる。
おもちゃのほんとうに好きな人間は自分で自分のおもちゃを撰択する。時代と流行と人気とは彼になんの関りもないのである。
私は自分が拵えて、自分が楽しむことの出来ないような玩具はなるべく拵らえたくないと思っている。
いつまでいじくっていても少しも見倦きのしないようなものを拵えたいと思っている。
人のこしらえた物が気に喰わなければ自分で気に喰う物を造るより他に仕方がない。
私は人のおもちゃの世話を焼くことにあまり興味を感じない。しかしいいおもちゃが眼に付けばそれを手に入れて遊ぶばかりだ。
人の趣味は千差万別だから、この世には色々なおもちゃの存在理由があるわけだ。
宮沢賢治という人は何処の人だか、年がいくつなのだか、なにをしている人なのだか私はまるで知らない。