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Japanische Klassiker mit Furigana

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てしごとのにほん

手仕事の日本

柳 宗悦

Lesen Sie 手仕事の日本 (てしごとのにほん) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.621 Zeichen · 235 Bildschirme

Aozora Bunko

といいました。なぜだかを吾々は考えねばなりません。

美濃の都は岐阜であります。鵜飼で有名な長良川の辺りに在る町であります。この都の名に因んだものでは、誰も岐阜提灯のことが想い浮ぶでありましょう。夏の夜軒端などに吊して涼しさを添える品であります。細い骨の上に薄い紙を貼り好んで草花などを描きます。上と下との曲木には厚ぼったく白の胡粉で割菊の紋などをつけます。優しい品のよい提灯であります。大きさや強さの美はありませんが、平和を愛する心の現れであります。その他和紙を用いたものでは、傘や団扇などがその郷土をよく語ってくれます。後者はよく「岐阜団扇」の名で通りました。漆塗の紙を用います。今に流行ませんが油団も和紙のものとして忘れ難い品であります。何枚も紙を貼り合せ油または漆をひきます。

美濃といえば多治見や駄知を中心とする焼物の仕事が盛でありますが、それは広い意味で瀬戸の一部と見てよいので、尾張を語る時に譲りましょう。それに多治見のものはおおかた西洋風な法で多量に作ることに忙しいので、手仕事としては見るべきものが少くなりました。

美濃で語らなければならないのは、関町の刃物であります。