Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
藤「中々男子だって然ういう訳には参りませんので、この廓では女の子に男が遣われるので、私どもの云う事は聴きませんからね、どうも」
又「これ」
藤「あいた、痛うございます、何をなさる」
又「これ宜くも己を欺いたな、此奴め」
藤「あいた……いけません、遊女屋で柔術の手を出してはいけません、私どもの云う事を聴くのではございませんから」
と詫びても聞き入れず、若者の胸ぐらを取って捻上げました。
三
大騒ぎになりますと、此の事を小増が聞き、生意気盛の小増、止せば宜いのに胴抜の形で自惰落な姿をして、二十両の目録包を持って廊下をばた/\遣って来て、障子を開けて這入って来ました。又市は腹を立って居たが、顔を見ると人情で、間の悪い顔をしている。
小増「一寸又市さん何をするの、藤助どんの胸倉をとってさ、此の人を締殺す気かえ、遊女屋の二階へ来て力ずくじゃア仕様がないじゃアないか、今聞けばお金を返せとお云いだね」
又「これさ返せという訳ではないが、お前が一度も来てくれんからの事さ、来てさえ呉れゝば宜しい、今まで度々参っても、お前がついに一度も私に口を利いた