Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
方なら嫁に行きたいとずうと斯う胸に浮んだ時に、手を取って斯う酔った紛れに□ってしまうが宜い、こいつは宜い、これは早い、それで伯父さんに掛合うからいけないが、当人に貴方を見せてえ、これが私は屹度往こうと思っている」
典「だけれども何かどうも赤面の至りだな、無暗に婦人を引張込んで宜しいかねえ」
三十四
傳「宜しいたって、お前さんの様な人は近村に有りゃアしません、だからお前さんを見せたい、ちょっと斯う大めかしに着物も着替え、髪も綺麗にしてね」
典「何うも何だか、宜しいかねえ、旨く往くかねえ」
傳「宜しいてえ是は訳はねえ、明日遣りましょう」
と悪い奴も有るもので、柳田典藏も己惚が強いから、
典「じゃア往きましょう」
と翌日は彼の大滝村へ怪しい黒の羽織を引掛けて、葮簀張の茶屋へ来て酒肴を並べ、衝立の蔭で傳次が様子を窺って居ると、おやまが参って頻りにお百度を踏み、取急いで帰ろうとすると飛出して、
傳「姉さん」
やま「はい」
傳「此の間は」
やま「はい此の間は誠に」
傳「此間話したね柳田の旦那が彼処で一杯飲んで居るが、一寸お前さんに逢いたいと云って」
やま「有難うございますが、私は急ぎますから」