Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
時分種々の苦労も有ったが、只今では仏道に入って胸の雲も晴れて、実に世の中を気楽に渡る、是が極楽と申します」
などと、尤もらしい事を云うと、田舎の百姓衆は此方へ何卒いらっしゃって、私の親類が三里先に有りますが、是へもと云ってお布施を貰い、諸方へ参ってお斎を致しますと、お布施の外に割麦或は粟稗などを貰って、おやまの家の物を食って居るから、実は何時までも置いて貰いたいと思って居りますうちに疵も癒り、或日惠梅比丘尼は山之助と隣村まで参りまして、又市は疵口の膏薬を貼替えまして、白布で巻いては居りますが、疵も大方癒たから酒好と云う事を知り、膳立をして種々の肴を拵えまして、
やま「もしあなた、一杯お酒を癇けましたから召上りませんか、お医者様も少し位召上っても障りには成らないと仰しゃりますから、一口召上りまして」
又「いや誠に有難う、大した事ではなし、一体酒が好で旅をするには一杯飲めば気が晴れるから、宿で一杯出せば尼様に隠して内所で飲むこともある、これは/\有難う……えゝお前はまア姉弟衆二人ながら仲よう稼ぎなさる、暗いうちから起きて糸を繰ったり機を織ったり、また山之助さんは牛馬を牽いて姉弟で斯う稼ぐ