Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
義理だと思って居るよう」
四十
又「それは悪いよ、悪いが大きな声をして聞えると悪いやアな」
梅「いったって宜いよ」
又「馬鹿いうなよ」
梅「言ったって宜うございます」
又「宜いたって、此の事が世間に知れちゃアお互に」
梅「お互だって当りまえで、馬鹿々々しいね、本当に能くあんなことが云われたと思うのだよ、私は本当に高岡を出て、お前に連れられて飛騨の高山越に」
又「そんな事を云うな、己が悪いよ」
梅「唯悪いと云えば宜ゝかと思って、お前は見捨る了簡になったね」
又「あいた/\/\痛い、捻り上げて痛いわ、何じゃア」
梅「痛いてえ余まりで」
又「また殴付けやアがる、これ己が悪いから宥せと云うに、おれが酔うたのだ、はっと云う機みじゃア」
梅「わたしはもう厭だ、此処に居るのは厭だよ、立つよ」
又「おれも立つよ、おれが悪いから宥せ」
と悋気でいうが、世間へ漏れては成りませんから、又市は種々に宥めて、その晩は共に臥りましたことで、先ず機嫌も直りましたが、翌朝になり、又市は此処に長く居ては都合が悪いと心得、正午時分までは何事もなくって居りましたが、昼飯を食ってしまって急に出立と成りましたから、おやまも悦び、いやな奴だから早く立った