Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

成りましたから、山之助に嫁を貰って、私はお前様のお力になり、御恩を送る積りで居りましたが、何の因果か悪人の為に、私は伯父さんもう迚も助かりません、これまで信心をして、何卒御無事でお父様がお帰り遊ばすようにと、無理な願掛を致しましたが、一目お目に懸らずに死にまするのは誠に残念でございます、私の無い跡では猶更身寄頼りの無い弟、何卒目を掛けて可愛がって遣って下さい、よ伯父さんお頼み申しますよ」

多「あいよ、そんな心細い事を云って己も娘ばかりでござりやすし、外に身寄頼りの無い身の上、娘はあの通りのやくざ阿魔で力に成りやアしねえから、お前方二人が実の娘より優しくして呉れたから、力に思って居るのに、今汝に死なれては、年を取った己は何も楽みが無いだ、よう達者に成って親父に逢おうと云う心で無くちゃアならないぞ」

やま「はい私は何うも助かりません……山之助や、は、は、は、又市の額には葉広山で受けた創が有るし、元は彼奴も榊原の家来だと云ったが、彼奴の顔は見忘れはしまいなア」

山「あい見忘れはしません」

やま「汝も武士の忰だ、心に懸けて又市の顔を忘れるな」