Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

様子、誰か連でもある事か、それとも一人で西国へ参詣をするのか、矢張三十三番の札を打ちに行く人では無いかと思いましたが、道中の事で気味が悪いから、迂濶と尋ねることも出来ません。その此方側を流して通ると云うのは、白島山之助が姉の敵を討ちたいと申して、無理に伯父に暇を乞うて出立した者、山之助も向うへ巡礼が来るなと思いましたけれども、知らぬ人に言葉を懸けて何様な事が有るかも知れぬ、姿は優しいが油断は成ぬと思って言葉を懸けません、其の晩は鳥居峠を越して宮之越に泊りましたが、丁度八里余の道程でございます。翌朝お繼は早く泊りを立出でゝ、前申す巡礼と両側を流し、向うが此方へ来れば、此方が向側と云う廻り合せで、両側を流しながら遂々福島を越して、須原という処に泊りましたが、宮之越から此処迄は八里半五丁の道程でございます。斯様に始終両側を流して同じ宿には泊りまするが、なれども互いに怖くて言葉を掛けません。これから皆様御案内の通り福島を離れまして、彼の名高い寝覚の里を後に致し、馬籠に掛って落合へまいる間が、美濃と信濃の国境でございます。此の日は落合泊りのことで、少し遅くは成りましたが、急ぎ足ですた