Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
勇「そんな事を云っちゃアいけないよ、お前が宿に泊って湯に這入る時に大騒ぎをするから、肌襦袢に縫付けて金を持ってる事もちゃんと承知だ」
山「何をなさる」
勇「何をと云って何うせ此方は盗みが商売だから」
山「無闇な事をなさるな」
勇「無闇が何うする、斯うだぞ」
山「何うもいけません、何をなさるのだ」
と山之助が勇治の頬片をぽんと打ちました。処が山之助は白島村に居る時分に、牛を牽いたり麁朶を担いだりして中々力のある者、その力のある手で横っ面を打たれたから、こりゃア女でも中々力がある、滅法に力のある女だと思って、
勇「何をする、汝がきゃアぱア云やア拠ろなく叩き斬るぞ」
本当に斬る気では有りませんが、嚇して抱いて寝る積りで、胡麻の灰の勇治がすらり抜くと山之助も脊負っている苞から脇差を出そうかと思ったが、いや/\怪我でもしてはならぬ大事の身体と考え直して、
山「人殺い……泥坊……」
と横道へばら/\/\/\/\。
四十九
勇「この女っちょめ」
と追掛られて逃途がないが、山之助年は十七で身が軽いから、谷間でも何でも足掛りのある処へ無茶苦茶に逃げ、蔦蘿などに手を掛けて、ちょい/\/\/\と逃げる。