Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

ような豪い侍だから、か弱い汝ら二人で駈ん出しても仕様がない、返り討にでも成ってアならねえから待っちろと云うのに、聞かないで駈ん出すから、己ア出て押えようと思ったら、突転して駈ん出すだ、追掛けることも出来なえから、早く汝が帰らば宜いと心配ぶって居たゞ、早く何うかして追掛けて呉んなよ」

文「こりゃア困ったなア、それだから己が不断から然う云って置くだ、二人で行っても屹度先方に斬られもんだ、よしんば斬られんでも怪我アするは受合いだアから、何んな事が有っても己を待ってる様に云うだ、婆様何故遣ったゞえ」

婆「何故遣るたっても遣らない様に仕ようと思うと、突除けて行って、留ても留らぬから仕様がないだ」

文「そりゃア困ったなア……これ嘉十手前も一緒に行け、二人に怪我をさしては成んねえから、己も直ぐに行くだから、手前長く奉公して世話に成ったから一緒に行け」

嘉「敵討に行くだから一緒に行けって、私い参りましょう、なに死んだって構いませんよ、参りましょう」

と田舎の人は正直で親切でございますから、本当に死ぬ了簡と見えて、藻刈鎌を担いで出掛けまする。文吉も小長いのを一本差しまして、さっさと跡から飛出して余程急ぎましたが、間に合いません。