Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
山「えゝお父様あの貴方が」
と云って二人ともに膝の上に縋り付く手を取って、
太「あゝ面目次第もない、己が貴様の親だと云って名告って逢われべき者ではない、実に非義非道の親である、其の方が懐妊中に江戸詰を仰附けられて江戸屋敷に居る間に、若気の心得違いで屋敷を駈落する程の心得違いの親、実に情ない事だ、親らしい事も致さぬ親を憎いと恨まんで、宜く臨終に至るまで手前に逢いたい懐かしいと遺言まで致してくれた、あゝ面目ないが、母も歿したか、うん、なに姉おやまも又市に討たれたか」
山「はい/\有難う存じます、お懐しゅうございます、お懐しゅうございます、貴方にお目に懸りたいと云って姉さんも何様に待っておいでなすったか知れません、貴方が家出をなさいましても屋敷に居られぬ事はございませんが、お母さんは心配して三年目に亡なりまして、私は少さし姉さんも年が往きませんし、外に致方がございませんで、伯父さんが此方へ引取ろうと云って、信州白島の伯父さんの厄介に成って居りまする中に、姉さんが又市の為に斬殺されました、姉様が死にます時にも、お父様に逢わずに死ぬのは残念だ、一目逢いたい/\と申しました」