Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

ことで、私は心配致しますが、だからと申して黙っていても何うせ知れますからな」

重「何を」

傳「へえー、誠に何うも恐入って申上げられませんが、実は貴方様に対して御新造様がな、何うも何う云うものか、誠に恐入りますな」

重「大分恐入るが、何だい」

傳「へえ……申し上げませんければ他から知れますからな、却って御家名を汚すようになりますから、御両親様も……また貴方の名義を汚す一大事な事でございますから、外のお方様なら申上げませんが、あなた様でございますから何うか内聞に願い、そこの処は世間に知れぬうち御工夫が付きますように参りましょうかと存じますが、何うか御内聞に、何うも何とも恐れ入りまして」

重「恐れ入ってばかりではとんと何だか分らんが、他の事と違って家名に障ると、私が身は何うでもよろしいが、中根の苗字に障っては済まぬが、何じゃか言ってくれよ、よ、傳助」

八

傳「実は申上げようはございませんが、もう往来も途切れたから申上げますが、御新造様は誠に怪しからん、密夫を拵え遊ばして逢引を致しますので」

重「ふう嘘を云え、左様な嘘をつくな決して左様な事は有りません、世間の悪口だろうから取上げるなよ、私が来ましてから御新造は些とも他へ出た