Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
きん「あのそれは先刻あの入っしゃいまして、それはあの、雨が降って駒下駄では往けないから草履を貸してと仰しゃいまして」
重「馬鹿な、痴けた事を云うな、逢わせんと云えば直に二階へ通るぞ」
きん「はーい何卒真平御免遊ばして、何うぞ御勘弁遊ばして、御新造様がお悪いのではございません、皆きんが悪いのでございますから何うぞ」
重「何だ袖へ縋って何う致す、放さんか、えい」
と袖を払って長い刀を引提げて二階へどん/\/\/\と重二郎駈上ります。これから何う相成りますか一寸一と息致して。
九
引続ましてお聴に入れますが、世の中に腹を立ちます程誠に人の身の害になりますものはございません。殊に此の赫ッと怒りますと、毛孔が開いて風をひくとお医者が申しますが、何う云う訳か又極く笑うのも毒だと申します。また泣入って倒れてしまう様に愁傷致すのも養生に害があると申しますが、入湯致しましても鳩尾まで這入って肩は濡してならぬ、物を喰ってから入湯してはならぬ、年中水を浴びて居るが宜いと申しますが、嫌な事を忍ぶのも、馴れるとさのみ辛いものではござりませぬ。何事も堪忍致す