Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
と覗う傳助の素頭を、すぽんと抜打にしましたが、傳助は好い面の皮。
重「あゝいや驚かんでも宜しい、主人の事を有る事無い事告口を致す傳助、家に害をなす奴、此処で切殺せば誰も知る者はない、試切か何かに遭ったのだろうで済んでしまう」
と小菊の紙を出して血を拭い、鞘に納め、有合せの金子を出して、
重「多分に持参すれば宜かったが、今まで心得なかった故、ほんの持合せで二十金ある、路銀の足しにも成るまいが、是でお前が仇を討って帰ってくれんでは、私が一生不孝者で終らんければならん、お前の家も絶えてはならん、照も実に道に背いた女と云われるもお前の心一つであるぞよ……我儘者だが何卒面倒を見て下さるようにお頼み申すぞ」
山「あゝ忝のうござる」
と重二郎の心底何とも申し様もございませんから、貰いました路銀を戴きます。
重「達者で行って参れよ」
とちゃら/\雪駄穿で行くのを、二人は両手を合せて泣きながら見送ります。重二郎は深い了簡がある事で、其の儘屋敷へ帰りましたが、二人は何うしても仇を討たんでは帰られません。これから仇討出立に相成りますが、一寸一息つきまして。