Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

形で、張肘をして坐って居ると、二階廻しが参りまして、

婆「おやお出でなはい」

又「初めて、手前水司又市と申す者、勝手を心得ぬから何分頼む」

婆「何でございますねお前さん、瓢箪を紅葉の枝へ附けてお通んなはいましたねえ、滝の川へ入っしゃったの、御様子の好いことゝ云ってお噂をして居たのですよ」

又「左様か、お前は当家の家内かな」

婆「おや厭ですよ、私は二階を廻す者です」

又「なに二階を廻す、この二階を」

婆「あれさ力持じゃアございません、本当に小増さんをお名指は苛いじゃアございませんか」

又「何が苛い、買いたいと思ったから登ったわ」

婆「本当に外で見染めて揚るのは一ばん縁が深いと申します、本当にお堅過ぎますよ、お袴をお取りなさいよ」

と云ううちに小増が出て参りまして、引付も済んで台の物が這入りますから、一猪口遣って座敷も引け、床になりましたが、素より田舎侍でありますから、小増は宵に顔を見せたばかりで振られました。

二

翌朝門切にならんうちにと支度を致しまして、

又「これ/\婆ア/\」

婆「厭だよ婆アなんてさ」

と云いながら屏風を開けて、

婆「お呼びなはいましたか」