Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶんしちもとゆい
文七元結
三遊亭 円朝
Lesen Sie 文七元結 (ぶんしちもとゆい) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.240 Zeichen · 31 Bildschirme
お久てえ者だが、今日吉原の角海老へ駆込んでって、親父が行立ちませんから何うか私の身体を買っておくんなさい、親父への意見にもなりましょうからって、娘が身を売って呉れた金が此処に在るんだが、其の身の代をそっくりお前に遣るんだ、己ん処の娘は、泥水へ沈んだッて死ぬんじゃアねえが、お前は此処から飛び込んで本当に死ぬんだから、此れを遣っちまうんだ、其の代り己は仕事を為て、段々借金を返して往った処が、三年かゝるか、五年掛るか知れねえが、悉皆り借金を返し切って又三年でも五年でも稼がなけりゃア、百両の金を持って、娘の身請を為に往く事が出来ねえ、あゝ何んでも斯んでも娘を女郎にするのだ、仕方がねえ、其の代り己の娘が悪い病を引受けませんよう、朝晩凶事なく達者で年期の明くまで勤めますようにと、お前心に掛けて、ふだん信心する不動様でも、お祖師様でも、何様へでも一生懸命に信心して遣っておくれ」
男「何う致しまして左様な金子は要りません」
長「己だってさ遣りたくも無えけれどお前が死ぬというから遣るてえのに、人の親切を無にするのけえ」
と云いながら放り付けて往きました。