Japanische Klassiker mit Furigana
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
Lesen Sie 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子 (どうじ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 177.454 Zeichen · 357 Bildschirme
やっと抱き上げると、足に手を当ててやると立てたのが、このごろになって足を曲げ、触ると痛そうに泣いた。
「この子はいったいどうしたんでしょうね。足が立たなくなったの。見て下さい。」
そう言えば、足をくの字に曲げて、さわると泣いた。「ともかく写野さんへ行って見てもらうとよいな。」
「え、そうしましょう。」
写野から俥でかえると、妻は、青い顔をしていた。
「楽山堂病院の整形科へ紹介をかいてもらいましたの、写野さんでも専門ちがいで分りかねるそうです。」
「楽山堂病院って遠いんじゃないか。電車じゃあだめだし。」
「俥にします。」
「そう、じゃ行ってくるとよい。」
妻は、すぐ下町へでかけた。まだ、なおったばかりなのにあんなに連れてあるいてよいか知らと思えたが、あのままにして置けば足の方の病気が固まっても困るという考えが私にあった。帰えると、
「この子は神経が立っていて足の筋が一本引き釣っているんだそうです。マッサーヂするより外に治療の仕方がないって、そうして頂いて参りました。まあ、随分泣きましてね。」
「そうだろう、がこんな赤児の足なんか揉んで、あとで何かにさわりはしないかな。