Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こどものれい
文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会
岡崎 雪声
Lesen Sie 文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会 (こどものれい) von 岡崎 雪声 (おかざきせっせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.090 Zeichen · 7 Bildschirme
翌朝私が眼を覚すと、例の小僧が家へ馳込んで来て、また河岸のあの柏へ首縊がある」というので、私も好奇心につられて、直に行ってみると、それは花園橋側の材木置場のすぐ傍にある、一寸太い柏の木なので、蔓下ってるのは五十ばかりの老人であった。不思議なのは、それが昨夜私が立っていたところと、ものの半町と隔っていない所なので、これを見た時には、私は実に一種物凄い感を催したのであった。それから、帰って主人に昨夜の出来事を談すと、主人のいうには「それは屹度お前も矢張昨夜死神につかれたのだが、その倒された途端に、幸と離れたものだろう、この河岸というのは、元からよくない所なので、あの柏の木も、此度で丁度三人目の首縊りだ、初め下った時、一の枝を切ると、また二の枝に下ったので、それも切ると、此度は実に三の枝でやったのだ」、との談、その時は遂に根元から切ってしまったが、如何考えてみても、この時のことばかりは今でも私自身にも解らぬのである。