Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

こういうきもち

斯ういう気持

宮本 百合子

Lesen Sie 斯ういう気持 (こういうきもち) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.379 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

ので貰って来るの。小幡はすきやきして遊んで待ってるわ。医者にかかるどころか、日曜は一日それで遊んで来るの。――それに友達が来るしね、仕舞いには皆が便宜を計ってくれてね、会計に居た津田なんて男――大胆な、悪賢い人でしたが、随分危険な真似するのよ、津田さんお花見に行きたいんだが金を都合して来て下さい、十五円て云うとね、うん、よしって、社の方へ沢山為替や何か来るでしょう? それを一寸融通して呉れるの。小幡が、君、津田は注意しないといけないよ、社の金を費い込んでるぜって云うからね、私、云ってやったわ、私、津田さんにどうかして下さいって頼んだんで、社の金をとって来て呉れって云ったんじゃあないから構わないってね」

照子は、痛快そうに小麦色の頬をゆるめて笑った。

――照子の話を聞いて居るうちに、愛はこれ迄とまるで違った気持を彼女に対して持つようになった。照子の性格の中には、何か超道徳的なものがあるらしく思われて来た。いろいろ話をきかされて居ると、照子が小さい金入れをちょろまかすのはいかにもありそうなことと思われて来ると共に、当人のその行為に対する心持も、世間でいう善悪の基準など一切ぬきにした自由さにあるらしいことが諒解されて来た。