Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しんぱん ほうろうき
新版 放浪記
林 芙美子
Lesen Sie 新版 放浪記 (しんぱん ほうろうき) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.330 Zeichen · 497 Bildschirme
人にあれこれ云われなくても反省しすぎる位、反省して私は自分の事をさらけだしているつもりだ。この上何の思い出だろう。過去の事は、苛められる笞にしかすぎない。
今は、両親とも別居してしまいました。広い家には私は女中と二人で気抜けしたように呆んやりしているけれど、愛してほしいと云う気持ちの母親が、まるで子供みたいに遠く離れていっていますし。――新聞を見ると毎日身上相談と云うものがある。実際女と云うものの身上が、いかに大根がなくて弱々しいのかと笑っていたけれども、私も段々笑えなくなり始めました。
只、力を出して仕事に熱中し努力したいと思っています。それより他には私には何もなくなったのだ。何かもっと云いたい気もするけれども、心が鬱々としている時、何かはっきり云えない気持ちなのです。――静かな観照、素材の純化、孤独な地域、この様な作品を長年憶っています。そして私の反省は死ぬまで私を苦しめることでしょう。
第三部
(三月×日)
烏が光る
都会の上にも光る
烏が白く光る
花粉の街 電信柱のいただき
ゆれますよ ゆれてるよ
停るところがない
肺が歌う 短い景色の歌なの。