Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぎんがてつどうのよる

新編 銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 新編 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.030 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

陳氏はすっかり黒の支度をして、袖口と沓だけ、まばゆいくらいまっ白に、髪は昨日の通りでしたが、支那の勲章を一つつけていました。

それから助手の子供らは、まるで絵にある唐児です。あたまをまん中だけ残して、くりくり剃って、恭しく両手を拱いて、陳氏のうしろに立っていました。陳氏は私の行ったのを見ると本当に嬉しかったと見えて、いきなり手を出して、

「おめでとう。お早う。いいお天気です。天の幸、君にあらんことを。」とつづけざまにべらべら挨拶しました。

「お早う。」私たちは手を握りました。二人の子供の助手も、両手を拱いたまま私に一揖しました。私も全く嬉しかったんです。ニュウファウンドランド島の青ぞらの下で、この叮重な東洋風の礼を受けたのです。

陳氏は云いました。

「さあ、もう一発やりますよ。あとは式がすんでからです。今度のは、私の郷国の名前では、柳雲飛鳥といいます。柳はサリックス、バビロニカ、です。飛鳥は燕です。日本でも、柳と燕を云いますか。」

「云います。そしてよく覚えませんが、たしか私の方にも、その狼煙はあった筈ですよ。いや花火だったかな。それとも柳にけまりだったかな。