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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

新編 銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 新編 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.030 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

私もそこで陳氏と並んで一番うしろに席をとりました。陳氏はしきりに向うの異教徒席や異派席とプログラムとを比較しながらよほど気にかかる模様でした。とうとう、そっと私にささやきました。

「このプログラムの論難というのは向うのあの連中がやるのですね。」

「きっとそうでしょうね。」

「どうです、異派席の連中は、私たちの仲間にくらべては少し風采でも何でも見劣りするようですね。」

私も笑いました。

「どうもそうのようですよ。」

陳氏が又云いました。

「けれども又異教席のやつらと、異派席の連中とくらべて見たんじゃ又ずっと違ってますね。異教席のやつらときたら、実際どうも醜悪ですね。」

「全くです。」私はとうとう吹き出しました。実際異教席の連中ときたらどれもみんな醜悪だったのです。

俄かに澄み切った電鈴の音が式場一杯鳴りわたりました。

拍手が嵐のように起りました。

白髯赭顔のデビス長老が、質素な黒のガウンを着て、祭壇に立ったのです。そして何か云おうとしたようでしたが、あんまり嬉しかったと見えて、もうなんにも云えず、ただおろおろと泣いてしまいました。信者たちはまるで熱狂して、歓呼拍手しました。