Japanische Klassiker mit Furigana
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りょしゅう
旅愁
横光 利一
Lesen Sie 旅愁 (りょしゅう) von 横光 利一 (よこみつりいち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 576.941 Zeichen · 1138 Bildschirme
君の道は君がつけるので、他人がつけてくれるものじゃない。」
久慈は迷宮をたどる気疲れを感じてほッと吐息をつくと、このおやじの武器は一種妙なものだとうすうす気が附いて来るのだった。
「僕にはあなたのように、自分の論理とか他人の論理とかとそんなにやたらに論理の種類があるとは思えませんがね、もしそんなにあるなら、何もわざわざ論理を知識と呼ぶ必要はないでしょう。みなあなたのは感覚だ。感覚は公然たる知識じゃない。」
「感覚のない知識とはどういうものか、それや僕には分らないが、とにかく、まア今夜は御馳走というこの実証的感覚へ落ち込みなさい。そうすると、料理という技術が分る。技術のない知識なんて科学じゃない。何事も感覚から起ると思えば、得こそすれ損はないでしよう。あなただってわざわざヨーロッパくんだりまで落ち込んで、ここの感覚一つも分らなけれや、ヨーロッパの技術の秩序と科学の連絡が分らなくなるばかしじゃないですか。何をそう苦しんで、馬鹿になる要があるのです。」
落されつづけた久慈は、尾※(「骨+低のつくり」、第3水準1-94-21)骨の振動めいたものが脳に響き葡萄酒の廻りも早かった。