Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いっすんぼうし
日本の古典童話
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の古典童話 (いっすんぼうし) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.747 Zeichen · 50 Bildschirme
お杯の数がだんだん重なるうちに、おかしららしい鬼は、だれよりもよけいに酔って、さもおもしろそうに笑いくずれていました。すると下座の方から、一人の若い鬼が立ってきて、お三方の上に食べ物をのせて、おそるおそるおかしらの鬼の前へ持って出ました。そして何かわけの分からないことをしきりにいっているようです。おかしらの鬼もお杯を左の手に持って、おもしろそうに笑いながら聞いています。その様子は少しも人間と違ったところはありません。
やがておかしらは、
「さあだれか歌を歌う者はないか。踊りを踊る者はないか。」
といって、そこらを見回しました。
やがておかしらのそばに座っていた鬼が、出し抜けに大きな声で歌を歌い出しました。するとさっきの若い鬼も、すその方から前へ飛び出してきて、さんざん踊りを踊って引っ込みました。それから代わる代わる下座の方から、一人一人違った鬼が立ってきて、同じように踊りを踊りました。中には上手に踊ってほめられる者もあれば、ぶきような踊り方をして、みんなに笑われる者もありました。踊りがすむたんびに、ひんながぱちぱち手をたたいて、
「よいよい。」
とはやしました。