Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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さるかにかっせん

日本の神話と十大昔話

楠山 正雄

Lesen Sie 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.605 Zeichen · 76 Bildschirme

Aozora Bunko

「もう桃太郎が帰りそうなものだが。」

と言い言い、首をのばして待っていました。そこへ桃太郎が三にんのりっぱな家来に、ぶんどりの宝物を引かせて、さもとくいらしい様子をして帰って来ましたので、おじいさんもおばあさんも、目も鼻もなくして喜びました。

「えらいぞ、えらいぞ、それこそ日本一だ。」

とおじいさんは言いました。

「まあ、まあ、けががなくって、何よりさ。」

とおばあさんは言いました。

桃太郎は、その時犬と猿ときじの方を向いてこう言いました。

「どうだ。鬼せいばつはおもしろかったなあ。」

犬はワン、ワンとうれしそうにほえながら、前足で立ちました。

猿はキャッ、キャッと笑いながら、白い歯をむき出しました。

きじはケン、ケンと鳴きながら、くるくると宙返りをしました。

空は青々と晴れ上がって、お庭には桜の花が咲き乱れていました。