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Japanische Klassiker mit Furigana

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たわらとうだ

日本の英雄伝説

楠山 正雄

Lesen Sie 日本の英雄伝説 (たわらとうだ) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.666 Zeichen · 84 Bildschirme

Aozora Bunko

」

とおっしゃいました。

妹子はおいいつけの通り、シナへ渡るとさっそく、衡山という所へたずねて行きました。そしてその山の上のお寺へ行くと、門に一人の小坊主が立っていました。妹子がこうこういう者だといって案内をたのみますと、小坊主はもう前から知っているといったように、

「和尚さん、和尚さん、思禅法師のお使いがおいでになりましたよ。」

といいました。するとお寺の中から腰の曲がったおじいさんの坊さんが三人、ことこと杖をつきながら、さもうれしそうにやって来て、太子の御様子をたずねるやら、昔話をするやらしたあとで、妹子のいうままに、一巻の古い法華経を出して渡しました。妹子はそれを持って、日本へ帰ったということです。

四

太子のお住まいになっていたお宮は大和の斑鳩といって、今の法隆寺のある所にありましたが、そこの母屋のわきに、太子は夢殿という小さいお堂をおこしらえになりました。そして一月に三度ずつ、お湯に入って体を浄めて、そこへお籠りになり、仏の道の修行をなさいました。

ある時太子はこの夢殿にお籠りになって、七日七夜もまるで外へお出にならないことがありました。