Japanische Klassiker mit Furigana
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の英雄伝説 (たわらとうだ) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.666 Zeichen · 84 Bildschirme
」
といって、役人を追い返してしまいました。
為朝がいうことをきかないので、天子さまはお怒りになって、子供の悪いのは親のせいだからというので、おとうさんの為義を免職して、隠居させておしまいになりました。
為朝は、おとうさんが自分の代わりに罰を受けたということを聞きますと、はじめてびっくりしました。
「おれは天子さまのお罰をうけることをこわがって、都へ行かないのではない。それを自分が行かないために、年を取られたおとうさんがおとがめをうけるというのはお気の毒なことだ。そういうわけなら一日も早く都に上って、おとうさんの代わりにどんなおしおきでも受けることにしよう。」
こういって為朝はさっそく今の楽しい身分をぽんと棄てて、前に下って来た時と同様、家来も連れずたった一人でひょっこり都へ帰って行こうとしました。ところが長い間為朝になついて、影身にそうように片時もそばをはなれない二十八騎の武士が、どうしてもお供について行きたいといってききませんので、為朝も困って、これだけはいっしょに連れて都に上ることにしました。
こういうわけで九州から為朝について来た家来は二十八騎だけでしたが、どうしてもお供ができなければ、せめて途中までお見送りがしたいといって、いくら断っても、断っても、どこまでも、どこまでも、ぞろぞろついてくる家来