Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 13.809 Zeichen · 28 Bildschirme
そしてコーヤッてじっとして居ると、どこからか小蜂がとんで来て、私を背にのせて人のまだ行ったことのない国につれて行って呉れはしまいかとなんか思われた。
それから私はきのうのばん見た夢を母にはなそうと思って
「お母さま、あのネェ、」
と前おきして笑いながら「いも虫」の園につれて行かれた恐ろしかった話をしだした、中頃までした時、
「出たらめの話と知ってきいて居るのもまた毛色の変った面白さが有るネ」
と云ったんで大きな声でわらいながら、その話を中途でやめて運動場の砂をザクザクさせながらそのはなしのつづきを思って居た。
夕方、めずらしくカナカナがないた。私も一緒にカナカナカナカナと云って口がこわばる頃、とっぴょうしもない声で笑って部屋にかけ込んだ、うれしかった……
椿の木、桜、杉、そんな植え込みを通して青い瓦斯の下を行ったり来たり、笑ったりするお娘さんの姿が見えた、ひるま見る時よりも美しかった、
「となりのお嬢さんあなたはいくつ?」
かごの小鳥が声かけた
「わたしの年をあなたがきくの?
それじゃ、あなたとおない年
ですよ、まだ若いでしょう?」
となりの娘さんが云いました
「マア、それじゃあマアお嬢さん