Japanische Klassiker mit Furigana
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あすはてんきになれ
明日は天気になれ
Lesen Sie 明日は天気になれ (あすはてんきになれ) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.679 Zeichen · 228 Bildschirme
家計費をチョロマカスので、それを私の小遣いでうめるのが毎月の例であるから、てんで私に頭が上らない。私が勝手にだんだん田舎の奥へひッこむのに、不平もいわずについてきた。
おしまいに練馬の奥へ土着した。毎日毎日大根ばっかり食わせやがるナと思ったが、当時は別にセンサクもしなかった。ところが、兄があんまり家計費をチョロマカスのでオカズが買えなくなり、百姓が腐った大根を畑のアゼへ捨てておくのを拾ってきて食わせていたのだそうだ。後年この婆やが息をひきとる前に、遺言みたいに白状して死んだのである。この兄は長ずるにおよんで全然社の公金をチョロマカスことを知らないバカ正直の社長になって金で大苦労しているが、私の方は長ずるにしたがい悪事を覚えハシにも棒にもかからない放浪児になってしまった。
北斎も引越し癖があって、百回にちかい引越しをやっている。女房、子供があっても、この性分はどうにもならない。北斎の引越しには美人の娘が車の後押ししてたそうだ。
北斎の引越しは江戸の諸方に限られていたが、私のは、旅先で土着してしまうようなシキタリが十年もつづいている。
終戦後、女房などという思いもよらなかったものがぶらさがってついてくるようになっても、やっぱりこの性分は直りッこない。