Japanische Klassiker mit Furigana
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あすはてんきになれ
明日は天気になれ
Lesen Sie 明日は天気になれ (あすはてんきになれ) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.679 Zeichen · 228 Bildschirme
ることにした。
ところが全然ダメだ。一ヶ月後には買ったタバコがどこかへ姿を消して一つも残っていないし、また新しく買うことも忘れている。どうしても買いだめの出来ないタチの人間というものは仕方がないのであるから、別の工夫をしなければならないと考えた。伊東の温泉療養所のお医者さんが戦争中催眠薬で雀をねむらせて捕え、大いに美食をたのしんだそうで、伊東の肝臓先生という医者が私にその実験をして見せてくれた。ゴハンツブにカルモチンなぞの粉末をたっぷりつけてお盆に入れて庭へだしておく。どの催眠薬もたいがい甘いものだから、雀はよろこんで食べる。けれども生憎なことに、スズメは食べるとパッと逃げてしまう癖があるから肝臓先生のお庭の中で眠らずに、よそのお庭へ逃げてから眠る。
われわれはそれをよそのお庭まであちこち追っかけて二、三羽眠ったやつを捕えたが、眠るというよりも、死んでしまう。小さいスズメはゴハン一ツブにタップリまぶした粉末でも十分に致死量らしく、口から白いものを吐いて死んでしまうのである。大の男がよその庭を毎日スズメを追っかけて走り回るわけには行かないから、すくなくとも催眠薬でスズメをとらえるには、雀が食い逃げしてもなお自分の庭のうち、というだけの広い庭が必要で、ところがそういう広い庭があるほどなら何でも自給自足できて