Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
はるはよみがえる
春はよみがえる
小川 未明
Lesen Sie 春はよみがえる (はるはよみがえる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.577 Zeichen · 12 Bildschirme
どちらがまちがっているか、みんなに聞いてもらいたいもんだ。」と、悪口を世間へいいふらしました。
これを聞いて、事情の知らぬ人たちは、金持ちや、家主にありそうなことだと、逃げ出した青服夫婦へ、同情したかもしれません。
このような、おのれを弱者と見せかけて、世間を偽ろうとする、不正直者が、このごろだんだん多くなったのでした。
正吉は、これをにがにがしく思いました。ひっきょう恥を感じなくなった人間は、自分というものがなくなったので、どこまで、堕落するものだろうかと考えました。
こうして町では、人々が、喜んだり、悲しんだり、たがいに争ったりするうちに、いつしか春めいてきました。大空で太陽は、すべてを見たけれど、干渉しようとはしなかったのです。そして永久に、ただ愛と恵みとしか知らない、太陽の光は、いつも、うららかで、明るく、平和で、善と美に満ちていました。
ある日、正吉が画家を訪ねると、もう、すべてのことを知っていて、画家のほうから、
「あの空気銃を持って、鳥を打って歩いた男は、どこかへいったという話だね。」と、顔に明るい表情をただよわしながら、いいました。