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Japanische Klassiker mit Furigana

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しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて

春夏秋冬 料理王国

北大路 魯山人

Lesen Sie 春夏秋冬 料理王国 (しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.328 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

もう一度言ってみよう。栄養食というものは人間が自己の欲求して止まぬところの美味。これを素直にとり入れ、舌鼓打ちながら、うまいうまいと絶叫し続けるところに、自ずと健康はつくられ、栄養効果が上がるのである。多くの実例が示すように、栄養食がまことにまずいものと評されているようでは、理屈通りの栄養効果は望めるものではなかろう。

食を説く限り食品そのものの持つ特質を鋭敏に察知し、そこから料理を工夫発見し、合法的に処理するなら、食ってうまい。うまければ栄養は申分なく発揮され、身心爽快、健康成就と落ちつくのである。こうなれば料理の考え方も芸術的になり、おもしろくもなるというのである。世間のインチキ料理、出鱈目料理にごまかされて生活しておるとすれば、世の中が殺伐になるのは当り前だ。「衣食足りて礼節を識る」は今日においても真実の言だ。この本の中で、私の体験を誇りがましくいうつもりは毛頭ないが、今述べたような食生活を長々と続けた結果、私は七十余歳の今日まで、およそ病気らしい病気をしたことがほとんどない。常に人から酒後の顔色と間違えられるまでに血色が良いらしい。第一寒さを覚えぬ。