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Japanische Klassiker mit Furigana

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はんしちとりものちょう

時代推理小説 半七捕物帳(四)

岡本 綺堂

Lesen Sie 時代推理小説 半七捕物帳(四) (はんしちとりものちょう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 217.272 Zeichen · 434 Bildschirme

Aozora Bunko

かれらは五人連れで、きょうの午前にここへ押し出して来た。

「そりゃあちっとも知らなかった」と、半七はその話に耳を傾けた。「そうして、どうしたえ」

「なにしろ大部屋の連中ですからね、大きな犬を一匹連れて来たんです。人を化かす古狐がこの山に棲んでいるに相違ないから、犬を入れて狐狩をするというわけで……」

「そこで狐が出たかえ」

「狐は出ませんが、妙なものが出ましたよ」

甚五郎は顔をしかめてみせた。

四

自分がこれから手を着けようとするところへ、素人がむやみに踏み込んで荒らされては困ると、半七は肚のなかで舌打ちしながら聞いていたのであるが、池崎の屋敷の中間どもが何か妙なものを発見したという甚五郎の報告は、俄かにかれの興味をそそった。

「妙なものとはなんだえ。まさか人間の首でもあるめえ」

「首じゃあありませんが、まんざら首に縁のねえこともねえんで……」と、甚五郎は笑いながら答えた。「わたしは見たわけじゃありませんが、なんでも白木の箱が出たそうですよ。その犬がくわえ出して来たんです。箱は雨露にさらされているが、そんな古いものじゃ無さそうだということでした」

「犬が啣えて来るくらいじゃあ大きなものではあるめえね」