Japanische Klassiker mit Furigana
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とけいやしきのひみつ
時計屋敷の秘密
海野 十三
Lesen Sie 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.481 Zeichen · 74 Bildschirme
あんな幽霊屋敷にはいって、二度と外へ出てこられなくなるのはなあ」
村人は、そういって警官に同情した。
だが、この村にも、こんなおそろしがりやばかりではなかった。
「ねえ、時計屋敷の中で、北岸のおじさんなんかが、幽霊につかまって、捕虜になってしまったというけれど、おかしいじゃないか。そんなことが信じられるかい」
そういったのは、村の小学校の金棒の下に集まった少年たちの中の一人だった。いや、この少年こそ、この物語のはじめに出て来た八木音松少年だった。
音松は、おばあさんから時計屋敷の昔ばなしを聞いて、あの怪物屋敷にたいへん興味をおぼえるようになった。それ以来、彼は時計屋敷についてのいろいろな話に聞き耳をたてていたのである。音松は、はじめは時計屋敷がおそろしくてたまらなかったが、だんだん話を聞いて、その一つ一つのことを冷静に自分の頭で、ほんとうかどうかと判断して行くうちに、彼は時計屋敷がそんなにおそろしくなくなった。そして時計屋敷の秘密と取組んでやろうと決心したのである。
「幽霊なんて、話に聞いただけで、見たことがないから、信じられないや」
と六条君がいった。