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Japanische Klassiker mit Furigana

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とけいやしきのひみつ

時計屋敷の秘密

海野 十三

Lesen Sie 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.481 Zeichen · 74 Bildschirme

Aozora Bunko

「じゃあ、これからみんなで行って、調べてみよう」

そこで相談がきまり、五人の少年探偵は、雑草を踏みわけて、問題の洞穴へはいっていった。

から井戸の中

穴の中は、どこからともなく光線が流れこんで来て、うすぐらいが、ものの見わけはついた。

「ここにあるんだ、から井戸は……」

八木が立止って指した。なるほどそこはすこし壁がひっこんでいて、から井戸らしいものがあった。少年たちは、おそるおそる中をのぞいたり、聞き耳をたてたりした。

「中はまっくらで、何も見えない」

「何の音もしてないね。地獄の穴みたいだ」

「いや、地獄なら鬼や亡者がわいわいさわいでいるから、にぎやかなんだろ」

「そうじゃないよ、地獄といっても、いろいろ種類があるなかに、無限地獄というのは、底がない、つまりずっと深いのだ。そして一度落ちると出てこられない。あたりは、しーンとしている。このから井戸は、無限地獄によく似ているよ」

「まあ、そんな話はどうでもいい、こういうものを発見した以上は、ぼくたちはこの井戸を下りていって、中を探偵しようじゃないか」

「うん、それがいい」

「よし、やるか。やるなら、下へ綱を下ろそう。