Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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とけいやしきのひみつ

時計屋敷の秘密

海野 十三

Lesen Sie 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.481 Zeichen · 74 Bildschirme

Aozora Bunko

「あッ」

「うわッ」

と、四少年はめいめいに叫び声をあげて、地上から消えた。

いつの間にできたものか、トンネルの道の一部が、大きな穴になっていたのだ、四少年は重なりあって穴の中に落ちた。

がらがらがらッと、重い金属製の戸が引かれる音を再び耳にした。しかしこんどは、四少年の頭上はるかのところにおいてであった。

「おい、けがをしなかったか」

「ぼくは大丈夫、君はどうだ」

「ぼくは腰の骨をいやというほど打って、涙が出たよ、ぼくたちは、落とし穴へ落ちたんだね」

「そうらしい、やっぱり時計屋敷はすごいところだね」

「早く穴から出ようじゃないか」

「いや、だめだ。あれを見たまえ、大きな鉄の格子戸が穴の上をふさいでいるよ」

さっきは見えなかったが、くらがりにようやくなれた今の目で見上げると、なるほど四本のいうとおり、穴は鉄格子でふさがれていた。

「困ったね。どうしたらいいだろう」

「八木君が助けに来てくれるといいんだが、八木君はどうしたろう」

「さあ、どうしたかなあ、また声を合わせて、呼んでみようか」

「叫ぶのはよしたまえ、こうしてぼくたちが落とし穴に落ちたのも、さっきぼくたちが、あんまり大きな声を出したから、それで落とし穴を用意されたように思うんだ」