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Japanische Klassiker mit Furigana

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とけいやしきのひみつ

時計屋敷の秘密

海野 十三

Lesen Sie 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.481 Zeichen · 74 Bildschirme

Aozora Bunko

「おそろしいことだねえ」

五人の少年は、目と目を見合わせた。

「しかし、これで時計屋敷の秘密は、ついにとけたわけだ」

時計屋敷の秘密はとけた。

そうであろうか。いやいや、悪人門田家扶の遺書によってとけたのは、この屋敷の秘密の一部にすぎない。門田が知らない秘密が、まだこの屋敷に関してまだまだ残っているではないか。

水鉛鉛鉱の埋蔵場所はどこだ。

ヤリウスの最期はどうであったか。

それと八木君が地下道の奥であった死神の仮面をかぶった怪囚人との間には、なにか関係があるのか。

その二人は同一人ではあり得ない。ヤリウスが今もし生きていたら百歳をはるかに越すわけで、そんなことはあり得ないと思う。

北岸さんたちは、今どこにどうしているのだろうか。あの大時計が四時をうてば大爆発するというが本当だろうか。もし本当ならそれは誰が仕掛けたのか、ヤリウスが仕掛けたものなら、それはなぜであったか。

こうして拾ってみると、この時計屋敷には、まだまだ大きな秘密が残っている。それが全部とける日は、いつのことであろうか。

その一つは、間もなくとけた。

というのは、少年の中で耳のはやい二宮君が、この部屋のどこかで、とんとんとんという音が、かすかではあるがするのを聞きつけたのがはじまりだった。