Japanische Klassiker mit Furigana
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しょさいをちゅうしんにしたいえ
書斎を中心にした家
宮本 百合子
Lesen Sie 書斎を中心にした家 (しょさいをちゅうしんにしたいえ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.739 Zeichen · 8 Bildschirme
台所は、すべての婦人の問題となっている丈、近頃は、随分、健康に、便利に考えられて来たと思います。私などは、名案も持っていまいと思います。
第一、無駄でない程度に面積に余裕のあること。
第二、立ったまま、洗物も、調理も出来ること。
第三、窓を多く、壁、天井は真白で、充分の燈火を持つこと。
第四、大きい卓子を置き、傍に瓦斯ストーブ、コンロ、アメリカ辺でやっているように、平常は調理台に使う卓子の、上板をはねると、洗濯桶になっているのも、重宝でしょう。この卓子の横に、蝶番で倒れる、火のし台をつける。
冷蔵庫、野菜貯蔵箱などは、解り切った必要品で、置かれるべき場所も、云うほどのことはありませんでしょう。
風呂場は、私共にとって、決して、等閑に附せられないものです。せっせと集注して何かをし、一風呂あびようと云って、程よい湯に浸る位、心も体も、のびのびとする事はない。
思うように出来るとすれば誰でも、自分で加減が出来、いつでも入れる、様式を好みましょう。台所で使う湯と同じボイラーで沸し、白いタイルで張りつめた、明るい浴室の湯槽に、なみなみと一杯にする。
別に脱衣室と云うようなものはなくても、浴室の扉の内側に、衣服をかけて置き、洗流し式のW・C・も、洗面台も、皆此室にとりつける。