Japanische Klassiker mit Furigana
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さいこにほんのじょせいせいかつのこんてい
最古日本の女性生活の根柢
折口 信夫
Lesen Sie 最古日本の女性生活の根柢 (さいこにほんのじょせいせいかつのこんてい) von 折口 信夫 (おりくちしのぶ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.493 Zeichen · 19 Bildschirme
二 君主――巫女
大化の改新の一つの大きな目的は、政教分離にあった。そう言うよりは、教権を奪うことが、政権をもとりあげることになるというところに目をつけたのが、この計画者の識見のすぐれていたことを見せている。
村の大きなもの、郡の広さで国と称した地方豪族の根拠地が、数えきれないほどあった。国と言うと、国郡制定以後の国と紛れやすいゆえ、いまこれを村と言うておこう。村々の君主は、しだいに強い村の君主に従えられてゆき、村々は大きな村の下に併合せられていって、大きな村の称する国名が、村々をも籠めてしまうことになった。秋津洲・磯城島と倭、みな大和平原における大きな村の名であった。他の村々の君主も、大体において、おなじような信仰組織を持って、村を統べていた。倭宮廷の勢力が、村々の上に張ってくると、事大の心持ちから、自然にいよいよ似よったものになってきたであろう。
村の君主は国造と称せられた。後になるほど、政権の含蓄がこの語に乏しくなって、教権の存在を感じるようになっていったようである。国造と称することを禁じ、村の君主の後をすべて郡領と呼びかえさせ、一地方官吏とみなすことになっても、なお私かに国造と称するものが多かった。