Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あさがおにっきのみゆきとよどぎみ

朝顔日記の深雪と淀君

上村 松園

Lesen Sie 朝顔日記の深雪と淀君 (あさがおにっきのみゆきとよどぎみ) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.870 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

尠くも私は現代のハイカラ姿が一番嫌いです。

現代は女の扮装法にしましても、化粧法にしましても昔に較べれば、較べものにならないほど各方面とも著しく進歩して便利になっているはずですのに、なぜその風俗が非芸術的に見えるのでしょう。それは、女自身がそれぞれ自分の性質なり姿顔形なりにしっくりふさわしいものがどれだというしっかりした考えがなくて、ただ猫の目のように遷り変わる流行ばかりを追うからだと思います。自分に似合っても似合わなくても女という女が皆、二百三高地が流行れば二百三高地、七三が流行れば七三と、長い顔の人も円い顔の人も、痩せた丈の高い人も肥った背の低い人も、一様な風をするものですから其処に少しも調和のとれない、混雑した、落着かない好もしからぬ風俗が出来上るのだと思います。

近頃の電車の中などでも、昔のように丸髷や文金などの高雅な髪を結った人が少なくなりまして、馬糞をのせたような手つくねの束髪を余計に見るようになりましたが、どんなに上等な美しい服装も一向に引立たないで、お気の毒な気もしますし、時には浅ましくさえなって現代を詛いたくなります。

流行っても流行らなくても自分に似合ったところはこれだと思った風をする考えが、女の人に出て来るようにならなければ嘘だと思います。