Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
みらいのちかせんしゃちょう
未来の地下戦車長
海野 十三
Lesen Sie 未来の地下戦車長 (みらいのちかせんしゃちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.930 Zeichen · 85 Bildschirme
岡部伍長と工藤上等兵のほかに、もう二名の兵があらたに、この中にのりこんだ。
加瀬谷少佐は、この日、ことの外、にこにこしていた。こんどこそ、この地下戦車はうまくうごくであろうと見極めていたからだった。
「地下戦車第二号、出発します」
岡部伍長は車上から上半身を出して、加瀬谷部隊長の方へ報告した。少佐は、手をあげた、伍長は挙手の礼をして、旗をふると、姿を車内に消した。外蓋が、ぱたんと閉じられた。つづいてごうごうとエンジンが、まわりだした。まもなく地下戦車は、そろそろと動きだした。そして、前方二十メートルのところにある丘の腹に向っていった。
「この前のときは、地下戦車が自力で動かないものだから、牽引車で後から押したもんだ。こんどはちゃんと自分で走るからわしは安心したよ」
少佐は、傍の将校の方をむいて、眼を細くして笑った。
そのうちに、地下戦車は、三本の角みたいな廻転錐を、ぷすりと赤土の丘の腹につきたてた。
ぷりぷり、ぎりぎりぎり。赤土が、霧のようになって、後方へとぶ。エンジンの音が一段と高くなる。
「ほう、こんどは、岡部のやつ、なかなか鮮かにやってのけるぞ。