Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme

Aozora Bunko

時に分れたのでございますから、途中で会っても顔は知れませんけれども、何卒して生きて居るなら、その兄に会いたいと思いまして弁天様へ願掛を致して居りますけれども、いまだに知れませんから、本当に私は独りぼっちでございます」

旦「然うかえ、お前が生れて間もなく分れた兄さんだから、顔形も知れまいが親身の兄と思えばこそ然うやって神信心をして会いたいと願掛までして居ればこそ、ふといやなに…屹度会うような事になるに違いないが、その事を兄さんが聞いたら嘸悦ぶだろう、然うかえ……どう云うわけだか松源へ初めてお前を呼んだ時から、何となく私の子のように思われて可愛いと思ったが、妙なものさね」

三「へえ美代ちゃんは久馬様のお嬢さんなんでげすか、道理で初めから久馬様の相が有りましたよ、何かその遊ばせ言葉などの所は違げえねえ、成程七百石のお嬢さまなんで……」

旦「私はお前のお父さんには歌俳諧の道で御贔屓になったこともあり、十九年振でお前に会うとは誠に妙だ……師匠何うも妙だな」

三「まことに妙でげすね………併し何だか大変に陰気になったじゃア有りませんか」

旦「どうか此の娘を身請を致し度いものだ」