Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme

Aozora Bunko

処で、藤川さんだろう、止しなよ、お客様が入らっしゃるから余計な事を云いなさんなよ、出なくっても宜いんだアね」

新「お母さん宜いじゃアないか、前に贔屓で呼んでくれたお客なれば、今美代ちゃんを請出せば私の妹分にも為ようと思っている、その妹を贔屓にしてくれたお客なら私もお近付になりたいから、お上げ申した方が宜い」

美代吉は逢いたいと思う処へこう云われたから、

美「はい」

と直に二畳の上り口へ出て来まして、障子を開けるとて格子の外に立って居まする庄三郎を見て、莞爾と笑いながら、

美「おや宜くおいでなさいました」

庄「今日はね、少しお前に悦ばせようと思って来ました。」

美「余まりおいでなさらんから何うなすったかと思ってましたよ」

庄「なにね深川の方の知己の処に蟄息して居たが、遠州の親族の者が立帰って来て、何か商法を始めようと思うのだ、それに就いて蠣売町に宜い家が有るから、その家を宿賃で借る積で、品は送ってくれると云うから、その家で葉茶屋を始める事になったので、実は母親に打明けました、云い難かったが思い切って、実は斯々の芸妓が有りますが、あれは腹から芸人じゃア無い