Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
婆「えゝお茶を上げな……あなたにも此の娘が度々御贔屓で呼んでおくれなすった事も有りますが、明後日から美代吉は宅にいませんよ、こゝに入らっしゃいます美土代町の洋物屋の旦那様が身請をして下さいますので、こんな子供の様なものでございますけれ共、可愛がって身請して下さり、大金を出して引かして下さるので、貴方のような何じゃ有りませんが、随分中には風の悪いお客が、玉の五つ六つも附けて祝儀の少しも出すとね、上手へでも連出して色男振って、ほんとにあなた然うじゃア有りませんか、私も心配した事も有りますよ、明後日からおいでなすった処が婆アばかりで面白くも何とも有りませんよ」
と云い放たれ、庄三郎顔の色を変え、
庄「むゝ左様か…」
と云ったぎり、ぐいと癇癖に障りました、これが奧州屋新助の大難と相成ります。
三
藤川庄三郎は、あれ程深く云い交して置きながら、身請をされるというに今まで一言の言葉もなく、手紙一本送らんで、無沙汰に身請をされるというは不実な女だと思いますと、そこは旗下の若様だけ腹に据兼ね、ぐいと込上げて来ると額に青筋が二本許り出まして、唇がぶる/\震え出し、顔の色を少し変え、息遣いも荒く、