Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme

Aozora Bunko

車夫「あッ」

と梶棒を放して車夫が前へのめったから、急に車の中から出られません、車夫は逃げようとして足を梶棒に引掛け、建部の溝の中へ転がり落ちる。庄三郎は短刀を振翳し、

庄「覚えたか」

と突掛けて来ますると、覗い違わず奧州屋新助の脇腹へ合口を突き通すという一時に手違いになりますお話でございます、一寸一息継ぎまして後を申上げましょう。

四

えいさて私は夏休みの中、相州箱根から京阪の方へ廻って、久しゅう筆記を休んで居りましたが、申続きの美代吉庄三郎の身の上、奧州屋新助の事が大分に後が残って居りますこれは明治四年のお話でございます。明治四五年頃は御案内の通り頓と未だ開けない世の中では有りますが、漸くに明治五年に此の散髪が流行りまして、頭を刈る時にも厭がって年を老った人などが「何うか切りたく無い、切るくらいなら、寧そぐり/\と剃こぽって坊主になった方が善かろう」それを取ッ攫まえて無理に切るなぞという、実に厭がりましたものであります。ところが只今では切らんければ恥のような訳で、実に昔切り立てには何故いやな彼んな頭をするか、厭らしい